突然ですが、僕は音楽が凄く好きです。
2000年代初頭、僕が10代後半に「ロックンロール・リバイバル」というムーブメントが音楽業界で起こり、
THE STROKESやTHE LIBERTINESといった最高にクールなバンドに、思春期の少年荒木はどっぷり漬かりました。
大学進学後にはバンド活動も始め、俺にゃあロックンロールしかねぇんだぜ、と本気で思っていました。
黒歴史ってやつですね。ここに発表することで供養します。
そして時は流れ、大学卒業後にアパレル会社に就職した青年荒木。
「販売のプロとして、すべての洋服を好きになれ」
就職してすぐ、先輩から頂いた言葉です。
新品、古着、ドレス、カジュアル、モード、アウトドア。
そのアドバイス通りに、新人荒木はたくさんの洋服を買い、見て、着て、
この洋服は何が良いのか。価格は適正なのか。どのサイズで何と合わせたら格好良いのか。
どこに着ていくのか。手放す時に高く売れるのか。時代に合っているのか。
他人からどう見られるのか。他人にお勧めする時になんと言うのか。等々
というような事を薄らぼんやり考えながら、日々生活していました。
洋服好きの皆様であれば、同じような経験があるかと思います。
しかし僕の場合は先輩から「プロとして」という呪い(良い意味で)をかけられてしまった為、
長い間この悩みを持ち続ける事になってしまいました。
出勤時のスタイリングが格好悪いと先輩から指摘を受け、その度に家で夜な夜な一人で洋服の勉強。
当時の彼女は、今は妻ですが、そんな僕を見て「マジきもい」と言っていました。
そんなことを続けるうちに、ある程度【どの服にはどの組み合わせ】というファッションのルールを理解し始めました。
すると今まで苦手だったジャンルの洋服も、すんなり着られるようになりました。
周囲の人たちからも「垢抜けたね」「そのスタイリングかっこいいね」等、褒めてもらえる機会も多少増えました。
その頃には、苦手の克服を得る代わりに、好きな物が無くなっていました。
今まで音楽に使っていたお金は洋服に消え、好きなアーティストのMVを見て「この服かっけー!」と興奮する事もなくなり、
洋服を見るときには必ず、視覚から得られる情報以上の考えが浮かぶようになっていました。
職業病ですね。
「ファッションセンスは勉強で手に入る」
こういった文言を最近よくSNSで目にします。
大正解100点満点。まさに仰る通りだと思います。
ですが、勉強は楽しみながら節度を持って、が大事だと実感しました。
なんの話ですか?
2回目のブログでこんな自分語りして誰か読みますか?
大丈夫です。ここから洋服の話です。
そんな凍てついたエターナルブリザード凍狂コンクリート状態の僕の心を溶かしてくれたのが
こちらのシャツです。
実は僕、このシャツ持ってたんです。
大学生の頃に買って、ものすごく重宝していました。
生地が柔らかいし、色はミリタリーグリーンだからなんでも合うし、
少しだけ男らしさも出るけど、軍物ほどではない。
程よく薄手という事もあり、真夏以外はずっと着ていましたね。
REMI RELIEF NAVY LABEL(レミレリーフ ネイビーレーベル)。
ARKNETS限定販売のブランド。
同ブランドの良さは残し、シルエットを現代らしくオーバーサイズに変更した商品群です。
青春時代を共にしたシャツが、形を変えて職場で、しかも限定で、売っている。
永久凍土ばりに冷め切っていた僕の心が、今では逆シャアのアムロ出撃シーンより熱いです。
ありがとうARKNETS。この会社に就職できて良かった。ハッシュタグ出会いに感謝。
いかがでしょうか。
最高にカッコいい商品を最高にカッコいいスタッフが最高にカッコよく着ています。
僕のあまりにも長すぎるこの文章を読むよりも、
最高にカッコいいこのシャツを是非実際に店頭でお手に取ってみて下さい。
僕は皆様より一足お先に、この感動を味わわせて頂きます。